2007年4月20日金曜日

■アレンジ

■アレンジ

■合奏の楽しみは色々あると思うが、音楽の楽しみの中でも合奏の楽しみは格別である。

■特に自分のレベルに合わせて、おのおのの感覚の中で満足できるのが良い。若いころには、バリバリの感覚で弾いていたつもりであるが、その時代の合奏の楽しみ方と今日の楽しみ方には若干の違いがあることに気づく。

■バリバリに弾けるほうが合奏の楽しみもバリバリと言いたいところであるが、必ずしもそうではない。ヨチヨチの演奏でも十分楽しいのである。

■音楽全体の流れを体で感じ、その中に溶け込むように入ってゆき、脳を遊ばせることさえ出来れば最高の喜びの中に到達できる。

■ではその秘訣はと言うと、なかなか教えられない。ここだけの話と言うことでそっと教えると、秘訣は『アレンジ』である。

■各パートにはパート譜と言うものがある。もちろん演奏には難解な部分や、意味不明の部分まで様々ある。ここで断っておくが、意味不明といっても自分にとって意味不明であって、一般には常識的かも知れない。

■とにかく様々あるが、作者の意図を曲げない程度に、自分にとって理解できる、最高のパターンにアレンジするのである。そうすれば、合奏は 音が苦 ではなく 真の 音楽 になる。

  

0 件のコメント: