2007年6月10日日曜日

■ピアノの中の鈴虫

■ピアノの中に鈴虫がいるというと、人はなんと考えるであろうか。
■考えるより、想像すると言ったほうが良いのかもしれない。
■ピアノの音はピアノ線をハンマーで打つことにより発生している。
■ピアノの中音域から高音域の音は3本のピアノ線が協調して一つの音を発生している。
■調律するときには、3本のうち、両脇の2本のピアノ線に硬質のゴムのようなものを当てて消音し、真ん中の一本の音をまず合わせる。
■次にその脇の一本の消音用のゴムをはずして打鍵し、真ん中の音程にあわせる。
■物理の実験でおなじみのうなり現象が発生しそのうなりがなくなったときが完了である。
■締め上げるハンドルの扱いのノウハウは人それぞれと思うが、私の師匠からは、一旦締め上げて高音域にもって行き、微妙に緩めて合わせると伝授いただいたが、この手加減は難しい。
■この一連の作業をしているとき、ピアノの中に鈴虫が現れる。
■異常にハンドルを締め上げると音程が狂う。
■その狂った分だけ、リンリンリンと一秒間に狂った回数鈴が鳴る。
■この音がまさに鈴虫の音にそっくりである。
■思うに鈴虫は周波数の近い複数の音を発生しているに違いない。
■ご専門の方のご意見をお聞かせいただきたい。

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